和メイプルシロップ「森の雫」2024販売開始
和メイプルシロップ「森の雫」2024年の販売を開始します。
今年は、年々感じる温暖化の影響で2月に10℃まで気温上昇。おそらく、イタヤカエデも「え、えらいこっちゃ〜!?」と思ったことでしょう。我々も急いで、メープルの森・結びの森へ行って樹液の確認を行いましたが、やはり予想通りでした。
その後・・・例年を下回る気温で推移したため、樹液の動きも一旦止まったのだと思います。3月も中旬を過ぎたところでようやく、樹液が再び動き始めたところです。
通常通りの動きだと、樹液の出始めは糖度も2℃、高いと3℃ということもあるのですが、今年については3月中旬頃からようやくまとまった樹液が採れるようになりました。
糖度は1.5〜1.8℃程度。逆にいうと、3月下旬にも関わらず、まだこの糖度があるという事で、例年より大きく樹液採取の期間が後ろにずれました。
樹液で入れる紅茶は格別です。樹液をそのまま飲んでもほんのりと甘みを感じることができます。ほんの2週間程度の短い期間ですが、樹液の香りや味は日々変化します。
そして、その樹液を煮詰めて作る和メイプルシロップはカナダのメープルシロップとは全く違う風味となります。
カナダのメープルはサトウカエデという品種で糖度は5℃もあるそうですので、イタヤカエデのメープルシロップはその3倍近くの樹液が必要になります。煮詰める作業も3倍です。
メープルの森・結の森のシュガーハウスで煮詰める作業を行っていますが、18リットルのポリタンクで1.5本分の樹液を丸一日かけて薪ストーブに羽釜を使って煮詰めていきます。
3年目の今年、樹液の出るパターンや樹液を煮詰め作業も少し効率よくできるようになってきました。
樹液の採取量が、今年は多くはありませんので、昨年より販売量が減りそうですが、仕上がった和メイプルシロップ「森の雫」は良質です。
和メイプルシロップ「森の雫」25ml 1,620円
お取り扱いは中富良野町にあるワイナリー・ドメーヌレゾンさんで販売を開始しました。
4月下旬頃からは富良野市内では富良野リゾートホテルエーデルヴェルメさんでもお取り扱いしていただく予定です。
ぜひ、お近くにお越しの際にはお立ち寄りください。