稲ワラを編む。。。 螢籠

2018年10月13日

稲ワラの利活用について、ふっと思い出した子供の頃の記憶。

両親は徳島県の出身なのですが、夏休みになると一月ほどずっと田舎で過ごしていました。「神山町(かみやまちょう)」という集落です。近くには焼山寺というお寺があり、お遍路の12番目のお寺です。

しかも、お遍路の中でも遍路転がし、とも呼ばれる最もお遍路を泣かせる難関に位置します。小学生の頃、フェリーに乗り、小松島に到着したら、おじいちゃんが迎えに来てくれて、徳島市内で買い物をしてそこから市バスに乗って1時間半以上?子供の記憶なので、よく覚えていませんが、とにかく四国の国道は「酷道」と言われるほどの細い山道なのですが、そこをバスが登って行くのを覚えています。祖父母がすむ家のすぐ目の前にバス停があり、そこに着くとおばあさんがバス停に迎え出てくれていました。

そんなある日の夏休み、母が一緒にいたのですが、母が藁でカゴを編んでくれたのを思い出しました。編んでいくうちにねじれていくカゴです。

まぁ、記憶も曖昧。なんせ簡単に編んですぐにできるものだったのですが・・・はて、あれはどうやって編むんじゃいっ!?

確か母は「虫カゴ」って言ってたなぁと、早速、調べてみると、ほぉ〜ほぉほぉ。「螢籠」という名前で出て来ます。なるほど〜、確かに徳島の田舎でも夜になると、蛍がふぁ〜っと飛んでいたのを覚えています。そんなに大きなカゴにはならないのですが、でもコオロギとか、蛍だったら入るサイズ。

もしかしたら、母が使っていたのは、稲ワラではなく、麦わらだったかもしれません、記憶の隅にある形のは、四角形がねじれていくカゴだったような気がします。

早速、家に置いておいた藁で編んでみます。麦わらほどストローのような空洞がないので、完全に編み込んでいくタイプのカゴを編んでみました。

もっと、練習が必要ですが、大きなものもきっと編めるのではないかと思っています。

やっぱりどんな体験も、経験も必要なのですねぇ。どこでリンクしてくるのか、わかりませんが、無駄な事は何一つないのかもしれません。

はて、どう活用するか?楽しみです〜!

お米手作り体験