越冬野菜探検隊! 今年の雪中キャベツは堀ごたえあり!
先日、遠藤ファームさんがある中富良野町さんのワーケーション、そして実証実験というわけで、2年ぶりに「越冬野菜探検隊!」体験プログラムを体験していただく機会がありました!
今年は、1月中旬のドカ雪のおかげで、キャベツは完全埋没・・・どころか、あえて畑の遠くの位置に並べてあったキャベツの位置すら、わからなくなるほどの降雪。
掘ってみると、1mは有にあり!!こりゃぁ〜とてもじゃないけど、行き当たりばったりでは探し当てることができない状況でした〜!(笑)
でも、キャベツにとってはとってもいい事。自然降雪によってキャベツが雪の中に埋まっていくので、雪はふんわりとキャベツを包み込みます。
そして雪の中は、意外とあったかい。。。外気温がマイナス10℃辺りの気温であっても、雪の中は一定の温度0℃をキープ。
雪はもちろん水分が凍った物なので、キャベツの水分も損なわず、0℃で貯蔵することができます。
そしてそのキャベツ自身が持っている冬の寒さから身を守る方法により、デンプンなどを糖化させ、自身を甘くして寒さで凍ってしまわないよう、身を守ります。
砂糖水は真水より凍りにくいという性質と同じですね!
富良野の冬、雪が大地を覆い尽くすこの長い冬の貴重な食糧貯蔵方法が、冬野菜の寒さから身を守る方法が結果的に野菜を美味しくいただくことができることになるなんて、なんて素晴らしいことなのでしょう。
私たちの先人の知恵、自然の摂理に逆らわず生きる事。
いつの間にか、現代人の私たちは自然に逆らい、便利さや快適さを求めてきました。その結果、豊かな暮らしを手に入れたような気がしますが・・・その自然との歪みの修復は、年々大きくなっているような気がします。
私たち人間を含む地球の生命体が、少しでも長く、快適に過ごせる地球の環境を持続させること・・・どこまで私たちが快適で便利さを諦めることができるのか。これに尽きるのでしょうか???